10月26日(木)    (マドリッド)  P16
 トレド(10:45)→マドリッド・ホテル(11:45)[バス]→(市内景観ポイント)[徒歩]→旧市内→夕食

 王宮を中心とし人口三百万人、都市の骨格が明瞭な堂々とした街である。

   写真1 水と緑と王宮のマドリッド

1 セゴビア橋

写真2 橋と高欄チェック

 マンサナレス川に架かる1600年代の石造りアーチ橋。高欄は低いが、幅で安心感を与えている。視点場・視対象として極めて良好、水と緑の空間に映える。交通量も多いが現在も十分に使用可。

2 ロイヤルパレス
 パリを倣った18世紀の公園。王宮を視対象にして緑の絨緞が目を導いてくれる。
写真3 ずっと先は王宮


3 スペイン広場
 1930年につくられたセルバンテスとサンチョ・パンサの像がある広場。後方のホテルは1948年にこの広場を認識して建設された。塔を配慮した形状、デザインで自己主張をしないが、より美しい都市形成を目指すアーバンコンポゼッション。今やマドリッドを代表する観光スポット。
写真4 スリに注意の名所

 
4 トレドの門
 19世紀初頭に建設、パリに負けない街づくりを目指す。後方の建物と一緒になって景観をつくるアーバンコンポゼッション。ロータリーとなっており、交通量の増加、中央分離帯の木等で良好な視点場となっていないのが残念。


 写真5 視点場が大切   

5 アルカラ門
 1778年に建設、マドリッドで一番有名な門。当時は街外れでも都市計画によって拡張し続け、バス運転手の話によると周辺は最も地価の高い住宅地。

 写真6 街は門から始まる

6 ラスベンタス闘牛場
 マドリッドで2番目に大きい闘牛場。イスラム風の建築を取り入れているが、現在はシーズンオフで外観のみを観戦。
写真7 スペインの国技館は闘牛場

7 ヨーロッパの門


写真8 スペインはヨーロッパ

 21世紀の挑戦としてジョンソンバーギーが設計し、1993年から建設。高さ115m、15度傾斜があり、パリのグランアルシェ(新凱旋門)を意識、対抗。スペイン人の歴史的誇りや、王都としての風格を門から創り上げていく気概を感じる。
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