| 10月28日(金) (マドリッド・セビリア) | P23 |
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| 簡単なベンチが置いてあるだけの広場。 通行を妨げる柵や装飾物が一切無いため、豊かな空間と時間が存在している。 売店が置かれているが、カフェやバルのテラスとして利用されることも多い。 ![]() 写真6 余地を利用した広場(1) ![]() 写真7 余地を利用した広場(2) 道路が鋭角に交わって出きた「余地」などを利用している広場が街角の所々に見られる。両方の広場とも、周囲が閉ざされていないほっとする開かれた空間。七日町の「ほっとなる広場」と比較してしまうのは私だけでしょうか。 街角には、ベンチや建物の壁や段差を利用して休憩できる工夫が多い。人間に優しい街づくりは、バリアフリーよりもこちらの方が基本かもしれない。 3 街路を行き交う 広い歩道に出店した花屋やお土産屋を覗きながら散策。買い物の目的がなくとも何となくこちらの気持ちも高揚、毎日がお祭りの気分。街に人を呼び込むのは、お店の問題だけでは解決しない。人々が楽しく集まれるように空間(街路や広場)を整備する行政の責任も重要。 |
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![]() 写真8 街角を行き交う人々 今回のスペイン研修では公共整備とは市民の生活を楽しくさせるためのツール(施設)を整備することと感じました。 私たち行政に携わる者はどうしても公共物は役所の物という意識が抜けません。たしかに、公共物は行政がつくり管理する物です。 しかし、何のために、誰のために作るのかということを、もう一度考え直して見ると、今回の研修で私たちが感心したり、うらやましく感じたことが山形でも実現したり解決するのかもしれません。 ![]() 写真9 歩道いっぱいのテーブル 車が通れるかと心配になる車道の両側の駐車。 人が一人ようやく通れるまでカフェのテーブルに占領された狭い歩道、車道を平気で歩く歩行者。 何か問題があるのでしょうか? NO! 楽しそうな、人々の顔を見れば納得。 (角田 嘉郎) |
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