11月2日(土)  (コスタ・デル・ソル)  P39
また、ショッピングの建物の間に海を眺める公共の展望地があります。透過性が高くかつ、立体的に区切られています。


写真5、6 立体的な構成の広場


写真7 立体的な構成の展望地

5 フエン・ヒロラ


写真8 車道や歩道

 
コスタ・デル・ソルの中心の海岸通りです。スペインの中でもリゾートとしてここ30年間で大きく観光開発が進んだ地域です。ここはウオークではなくランブレ。いわゆるぶらぶらと何となく歩くための歩道です。海岸、砂浜、プロムナード、町並という基本パターンがはっきりとわかります。

写真9 歩道の下のプロムナードと店

 ここでも公共的の歩道や車道の下が民間のショッピングとなって、立体的な展望プロムナードになっています。

6 フエン・ヒロラの砂浜


写真10、11 断面構成が複雑なテラス
 海を見る園地が断面構成が複雑に、何段にもなっています。5段のところもあります。海岸テラス、プロムナード、中間にテラス。どうして複雑なことを行うのかというと景観を考えているからです。「景観というのは見ること。景観整備とは見やすくすること。」という堀先生の言葉を肝に銘じたいと思います。
         (三森 和裕)
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