子育てのジレンマ



TVで子供を虐待した時のある母親数人にインタビューしている番組がありました。
虐待をしている理由は様々ですが、主に3つの理由があったと思います。
(途中から観た番組で、子供の面倒を見ながらなので全て観たわけではありませんが)

1.子供の頃、自分も虐待されて育った。両親の愛情を受けないで育ったため、子供への接し方が分からない。
2.パートナー(父親)の協力を得られない。
3.子育ての一般的な情報に翻弄されている。現実と理想がかけ離れている。

よく子供を虐待する親は、子供の頃同じような虐待を受けているって言いますよね。それって次の世代に受け継がれてしまうものらしい。善くも悪くも親は見本。子育ての仕方も親を見本にする。子供への接し方がそれしか分からないというのです。実際はもっと複雑な問題が絡み合っていると思いますが、私如きが深く立ち入れる問題ではありませんので、ここでは省かせて頂きます。
中にはストレスから虐待をする方もいると思いますが、その気持ちも分からないではない。子供は言うこと聞かないし、言葉も通じない。そうすると手を上げたくなる。その上夫の
協力を得られないのであれば余計ストレスも積るでしょう。実際私も子育てに関しては夫の十分な協力を得られているとは思っていません。自分のことだけで手一杯って感じ。それは結婚前に見抜けなかった私がいけなかったのかもしれませんが(笑)。今思えばそうそう、あの頃からこーいう人だったよって。
私は必ずしも子供を叩いてはいけないとは思いません。危ない時や咄嗟の時はつい手が出てしまうし、その方が効果的だと思う時もあります。しかし一般的な育児書などをみると『叱らない』『叩かない』とあります。絶対無理!!!と私は声を大にして言いたい。母親だって人間です。聖母様みたいにいつもニコニコ慈しむ気持ちだけではいられません。育児書に書いてあるのはあくまで『理想論』であって、その通りにやらないと子供の性格が歪むなんてこともあり得ないと思います。でも実際はその情報にだいたいの人が振り回されてしまうんですよ。きっと子供を産んだことがある人は必ず何冊か買っていると思います。私も産まれる前から産まれた後1年ぐらい買っていましたが、その通りに出来るワケないじゃんと開き直っちゃいました。親も子供も千差万別。だから育児の方法も千差万別でいいんじゃないかなぁ?これはアバウトすぎるかしら。でもこういった情報に振り回されている人が多いのも事実です。『私は育児書の通りに出来ないダメな母親だ』と思っている人がどれくらい居るのでしょうか。その通りに出来るなんて何の問題も抱えていない家族だけが出来るものです。父親が育児に協力的で回りを取り囲む人や環境も良くて、何のストレスもない人。その上子供は泣かないで聞き分けが良い。います?
この番組の最後に、インタビューをしていた先生が育児の役割に付いて話をしていました。『父親7割母親3割が本当の育児の割合』すばらしい!!母親だけが育児を負担しがちなこの世の中。男性が育児をする母親をサポートするという意味合いで7割。心の支えにどれだけ夫がなってくれるかということかな。でもこの話だってあくまで理想。結婚する前に子育てや家事に関してのことをきちんとパートナーと話し合った方が良いのかもしれませんね。

パートナーとの話し合い?うちですか?ははは、しっぱーい!これからでも遅くはないんだけどね。働きたいと思っているので、どうしても話し合わなきゃいけない時がくるでしょう。
子育ては現在手探り進行中。間もなく3歳、幼稚園問題が控えております。いいんじゃない、何でも初めてなんだから手探りでも。のんびりやった方が良いよ、多分。子供は機械じゃないんだし、当然自分もね。理想通りになんて出来るわけはないんだからさ。



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