10月24日(日) 午後 エズ  P14
6 材質等による街の表情
 様々なテクスチャーを持つ壁、舗装の石の黄色といろいろな茶色とが醸し出す複雑にからめるハーモニーが感動的である。


写真6 街の表情

7 残念な事例
 残念なことに、観光客が歩きやすいようにするためになのか、舗装の石畳が画一的な煉瓦に置き換わってしまっている。このために、すばらしい感動的な景観が壊されてしまっている。さらに、観光地化しすぎて、人が住んでいる気配もなくなり、新しく開店した店の看板も街の趣をなくしてしまっている。 


写真7 趣のない看板と舗装煉瓦

8 街の中の飾り付け
 中世都市は道幅が一定でないため、広くなっているところ、引きがとれるところに植栽したり、花などで飾り付けをしている。
 

写真8 デッドスペースの植栽

9 直線的でない街並
車中心の社会は道をまっすぐにつくる。曲がる半径も小さくできないが、人間なら直角にも曲がることができる。現実の街づくりに生かすことはできないが、エズは直線的な街づくりをしていない。そのため、この道の先に何があるのかわからない楽しみがある。


写真9 直線的でない街並

10 エズの街の空間構成


写真10 街の高台にある植物園からの眺望
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