参 加 し て の 感 想  P44
●文も、写真も、まとめ方も実にうまく、今回の報告書には驚きました。学んだことがきちんと理解できていなければ、いい報告書が書けるはずはないのですから、これは、研修が身についたことの何よりの左証と思います。
 昨年からの海外研修のテーマは、「楽しく学ぼう」です。まず街を楽しむ。楽しめばこそ、その楽しさを作り出している地域づくり、街づくりの工夫に眼が行き、じゅうぶん得心され、その工夫が知識として吸収できるのです。いくら大事な勉強でも楽しくなければ身につきません。皆さん南フランスを満喫されていましたが、結局その楽しんだことが研修を我が身の血とし、肉としたのです。伝統的に日本では学ぶことは苦行というイメージがありますが、そうではなく、学ぶことは楽しいこと、楽しく学ぶことが大事なのです。だから堂々と胸を張って言いましょう。ワインもたくさん飲んだ。南フランスは楽しかった。だからとても勉強できたのだと。

               (堀 繁)
 
●今回の研修で一番思い出に残った街は、エクスだ。平日の昼下がり、市役所前広場のマルシェやカフェに多くの人々が集い、平日の夕方なのに結構素敵に着飾った(あれが普通なのかも?)人々が大勢通りを歩き、カフェで談笑する。わずか人口13万の小さな街なのに、この賑わいはどこからくるのだろうか。エクスの街で経験したような賑わいやゆとりを山形でも実感できるような街づくりを進めていくにはどうしたらいいのだろうか。そんな感じを強くいだいた研修だった。

          (加藤 祐悦)
●とにかく、毎日シャンパンやワインがおいしく、飲んでは景観の話をつまみにし、よく飲んだ。街を楽しむとは、こういうことだと実感した。やはり、楽しく暮らせる街は、街の楽しさを知らなければ創れない!堀先生には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。今後若い人にどんどん研修してもらって豊かな山形を丁寧に、住民の立場で創っていってもらいたい。

        (辻間 隆夫)
●南仏の研修旅行は20年振りの大雨でスタート。途中でもいろいろあったが、無事に、楽しく山形に帰ってくることが出来ました。歴史、気候、風土に培われた南仏の各地は、それぞれに魅力的で、印象深いものでした。また、堀先生には懇切丁寧に、街の見方、街の楽しみ方を、御指導をいただき、これから旅行するときの楽しみが増えた気がします。

      (水田 雄)
●地中海の深きマリンブルーをベースに多彩な一枚の絵として堀先生の演出により楽しく仕上げられた、コート・ダジュール;プロバンスの旅でした。自分なりに乏しい五感をかきたててこの旅の楽しさを記憶にプリントしたつもりです。この記憶をいつまでも引き出せるよう、色あせないようにときどきは旅のアルバムと共にみんなの努力で仕上がった旅の記録をめくって、記憶のリフレッシュを心掛けていきたいと思っています。旅の企画に当たっていただいたスタッフ、そして参加されたみなさんに心から感謝いたします。

      (後藤 貞昭)
●約1万キロ、13時間半の時空を越えて、南フランスに着く。中世ヨーロッパに降り立ったかのような、タイムスリップしたかのような錯覚。紺碧の空と紺碧の海が迎えてくれるはずが、20年ぶりの大雨。土砂降りでも、本物のコートダジュール。眼下一面のパステルと赤茶の家並みを見下ろすと、何故か吸い込まれるような気がした。10日ぶりの山形は紅葉の真っただ中、ふと佇む。

    (片桐 幸市)
トップページへ 次のページへ 前のページへ
目次のページへ