参 加 し て の 感 想 | P45 | |
●昨年パリを見て景観がわかったような気がしていたが、景観の道のゴールがかなり遠いような気がしています。南仏は、いいデザインだけでなく、設計者の利用者への心遣いが伝わるようなものが多く、こういう丁寧な社会資本整備が山形でもできるように、今回は街を楽しむことに重点を置き私も楽しく9日間を過ごすことができました。 (菱沼真一郎) |
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●この度の景観研修旅行も昨年に引き続き、メンバーと天候に恵まれ………いや違うぞ、思い出した「地中海性気候」温暖で雨が少ないと学校で習ったのに、20年ぶりの大雨。「いじめ」や「学級崩壊」の問題以上に日本の教育を信じられなくなったのも私だけではない。「雨男」探しのいじめが発生し、旅行団崩壊の危機に陥るところであった。しかし、3人のすばらしい女神のご加護か、旅の後半には「太陽がいっぱい」(アランドロンとは、古い。)になったのでした。やっぱりメンバーに恵まれた中身の充実したすばらしい研修となったのでした。 (角田 嘉郎) |
●ヨーロッパの街並みというと石畳と煉瓦造りの家という堅い印象を持ちますが、実際、歩き、見て、佇むと実に人間中心で暖かく、しなやかなまちづりをしているかが実感できます。日本での日々の暮らしのなかで忘れてしまいがちな「まち・道路は人間のもの」ということを、このレポートを見るたびに思い出していきます。 (会田 秀一) |
●フランスは、核実験のイメージが強く、好きな国じゃないんだけれど、街はいいよな。そして豊かな国なんだよな。フランス人は遊び心があって、いい加減でいい奴が多いよな。たぶん、人生の楽しみ方をよく知っているんだな。日本人の私は、フランス人の眠っている暗い朝早くから、華やかなニースの海岸、市街地、素敵なエクスの街を走りまわりました。 (熊坂 俊秀) |
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●南仏といえば、文系人間の私にとっては、やはりカミュやランボーが描いた灼熱の太陽と紺碧の海の世界を想い起こさずにはいられません。少々天気には恵まれませんでしたが、その片鱗を感ずることができて、とても幸せでした。ところで、今回は景観の学習会。これまでの私にはなかった視点で街を観ることができ、新しい自分の世界が持てたような気がします。そんな訳で、二重にハッピーで、有意義な旅行でありました。 (飯野 和也) |
●地中海の水に浸かりたい、と水泳パンツをボストンバックに入れ、マントン海岸でトップレスを見たまでは良かったが、大雨でボツ。フランス料理を食べるぞと意気込んだが、エクス・アン・プロバンスの最後の晩餐では胃痛のため敗退。堀先生には同室で多大なご迷惑をかけました。今回の景観研修旅行では、特に「石の文化」を強烈に認識させられました。今後、どう木(土)の文化になじませるか、知恵を磨く必要があります。 (吉田 郁夫) |
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