参 加 し て の 感 想  P47
●地域を見せる「演出家」、地域を観る「観客」等。いろいろな視点で考え、それを新しい設計に生かす能力が仏の技術者には根付いていると強く感じた。また、地域の自然を創出し、歴史や個性を演出し景観をうまくまとめている。客観的な視点で歴史や地域を考え、様々なデザインを取り入れ、そこにいることが楽しくなる空間づくりを工夫している。今後は、これを生かしオリジナルの山形県の景観とはどのようなものかよく考えていきたい。

    (小林 雅史)
 
●感激!感激の一言であるが、その中でも一番感激したのは、ル・ボー・ド・ブロバンスで あった。最初は岩山にしか見えない所で、そこに最大の人口が3,000人もの人間が生活したとの事、生活基盤の家も、麓の方からは見えないように配置している。「生かしている遺跡」2世紀に造られながら(石造りの為とはいえ)現在も生活できる施設であり、当時の文化の高さは計り知れない。堀教授の説明、人員の確認、食事のメニー等と、すみずみまでの心くばりに、心から感謝とお礼を申し上げます。

    (熊谷 邦彦)
●堀先生の「あることと、あることが実感できることは別だ」という言葉が印象深いです。私にとって、「景観にどう配慮しているか」という観点から様々な道路構造物や建築物を見ること自体新鮮なものでした。特に興味を持ったのは、光の取り入れ方(間接照明・自然光両方とも)です。鋭い、柔らかい、あたたかい、・・・・様々な表情を持つ「光」を生かすことで、「あることの実感」がより強まり、見る者の心に深く刻み込まれるのだなと感じました。

    (小林 真理)
●初めての、娘と二人の海外旅行となり、堀先生を初め同行の皆さんに大変お世話になり御礼申し上げます。旅行の間の娘との関わり、また娘の学んだ物はきわめて大切なものと思います。この度の研修は、昨年のパリ一都市の観察と異なり鷹の巣村、港町、古都、リゾートと多彩な都市巡りで歴史と文化、宗教と地形(自然)の折り合いを見せつけられた感があります。娘の言う居心地の良さの実現のひとつのヒントになればと思っています。

    (伊藤 広史)
●昨年は22万歩だったが、今年は毎日バスに乗ったこともあり、17万5千歩の大徒歩視察旅行でした。ニ−スのバスの運転手のジョエルさん始め、アンティーブのピザ屋のあんちゃん、エクス・ド・プロバンスのカジノ(コンビニ)のおばちゃん、ホテルのウエールズ夫婦の団体等々、色んな人との交流が心に残った9日間でした。実は今だから告白できますが、僕はサントロペで迷子になったのですが、その後のエクスでの夜の長散歩事件で記憶から薄れてしまいました。しかし、何と言っても最大の事件は「もしかしたら日本に帰れないかも・・・」の最後の日ではないでしょうか。

    (渡辺 善彦)
●南フランスの街はどこを見ても絵になってとてもきれいでした。たくさんの家や建物が土地や自然に馴染んでいて居心地の良い感じがしました。私はこれからデザイン関係のことを学びたいと思っていたので、実際に肌に触れて感じることが出来てとても良い勉強になりました。初めての海外旅行でこんなにすばらしい所で楽しく過ごすことが出来て幸せです。皆さんにたくさんお世話になりました。どうもありがとうございました。

    (伊藤 絢)
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