Pキャン日記6
八幡平・田沢湖の旅
平成10年10月23日〜24日
「東北自動車道 岩手山s.a」1泊

地図
ちょうど一年前のこの時期、買ったばかりの愛車で竜泉洞の旅(Pキャン日記1)へ行って来た。早いものであれからもう一年か…などと感傷にふけっている場合ではない。今年の紅葉はどうなっているのだ。さっそく Web検索で紅葉情報を手当たり次第に調べ上げ、目的地を岩手の八幡平に決定した。八幡平アスピーテラインを走るのは独身の頃以来だから10数年ぶりである。参加者は家族全員。(チロは不幸があったのでお休み)

《今回新たに用意した物》
特に無し。


10月23日(金)
【行程】
高速道路:山形市(自宅19:00発)→山形道→東北道(菅生p.aにて夕食)→紫波s.aにて休憩→岩手山s.a(23:00着)

本来なら土日を使って行くはずだったが、日曜日は長女の都合が悪いとのことで急遽金曜日の夜の出発となった。しかし1泊だけのP泊ならば我が愛車フレンディ君はびくともしない。いつ出かけてもO.K。何の準備もいらないのだ。(とは言っても財布、保険証類や飲料水、長男のミルク、おむつなどは別格だが)
というわけで帰宅したその脚で出発。途中、夕食はどこで食べようかと相談する。高速のサービスエリアならば菅生P.Aと決まっている。そこの天麩羅うどんは大変うまいのだ。筆者も女房も何年も前から利用している。レストランもあるけどそっちじゃない、安いほうです。よろしかったら読者のみなさんもお試しあれ。筆者は夕食にうどんだけでは物足りないのでカツカレーも注文する。他のみんなもそれぞれ適当に注文したようだ。ここでカレーのうまいことを再発見。カレーは店ごとに特有の味があり、口に合うものはなかなか無い。自宅のカレーが一番だと日頃から女房殿に言い続けてきたわけだが、(^^; ここのカレーはなかなかの味だ。女房や子どもにも食べてもらいみんなで納得する。

腹もふくれたので眠気をさそわないようガムをかみながら出発。このあたりの高速道路は何度も走った経験があるためほんとうにたいくつだ。仙台から盛岡まで2時間の我慢とわかっていてもたいくつな行程である。盛岡も近くなったころ、突然、女房がリンゴの話を持ち出した。そう言えば去年の竜泉洞の旅の途中、紫波S.Aでリンゴをいただいたことを想い出す。ちょうど今の時期だったので寄ってみることになった。パーキングをゆっくり走りながらリンゴ園を眺める。収穫祭も終わったらしくほとんどの木は裸になっていたが、それでも2本ほどの木にはリンゴがたわわになっていた。ここのリンゴは実が小さく味もさほどではないが、去年と同様10個ほどいただきました。

岩手山s.a
ほくほく気分で再び単調な走行を開始。夜もかなりふけてきたので、どこで宿泊しようか考え始める。この時刻になって高速を降りて道の駅を探すのは大変だろうということで、今晩はサービスエリアで宿泊ということにする。大きなところではうるさいし、小さすぎると寂しいし、などと考えながら岩手山S.Aにピットイン。すでに23時になっていた。パーキングの入り口付近は居眠り状態の長距離トラックに突っ込まれる危険があるため、適当な場所を探しオートフリートップを上げて就寝体勢に入る。それにしても高速道路のサービスエリアはうるさすぎる。トラックやら一般客やら、一晩中エンジンの音が鳴り止まないのだ。


10月24日(土)
【行程】
高速道路:岩手山s.a(7:00発)→松尾八幡平i.cで降りる
一般道路:八幡平アスピーテライン→田沢湖→角館町→大曲市→横手市→湯沢市→新庄市→山形市(自宅17:00着)

八幡平
八幡平
田沢湖の竜子姫
朝5時ごろ、となりに停車したと思われる車のエンジン音で目が覚める。昨夜は車の騒音のためなかなか寝付けずに3時か4時近くまで起きていたような記憶がある。やっとうつらうつらし始めたかなと思ったとたんこのありさまだ。どうやらエンジンをかけたまま休憩に行ったらしい。ここの食堂は24時間営業なので客が絶えないのだ。カーテンを少し開けて覗いてみると、Tボディのキャンピングカーだった。同じPキャン族なら少しは気をきかせろよ!結局、朝方まで車の騒音に悩まされることになったようだ。ところで家族のみんなはどうだったか聞いてみた。下には筆者と長女、次女が寝て、オートフリートップに女房と長男というレイアウトだ。寝具は下が3シーズンシュラフ3枚、上はダウンシュラフ2枚と長男用の毛布、それに個人ごとの枕。下の子供たちはシュラフをひろげて寝ていたが寒くもなくどうやら熟睡できたようだ。女房のほうはインナーテントを掛けてダウンシュラフを用意したのだが、広げて上掛けにしてしまったため寒かったようだ。酸欠防止を考えて筆者がテントのファスナーを少し開けておいたのも災いしたか…(^^;

本日は天気も良好、さわやかな秋晴れだ。まさしく、秋色日毎に深まり、空は深く澄みわたり……などの時候挨拶が似合う天気である。家族全員、洗面などの身繕いをすませて7時ごろ八幡平へ向けて出発する。松尾八幡平I.Cはここから4キロほど先ですぐに高速道路を降りることになる。そして、そのまま迷うことなくアスピーテラインへ入ることができる。ここで八幡平について少々語ってみよう。八幡平とは岩手・秋田両県にまたがる山岳地帯で国立公園となっている。山あり谷あり湖ありと変化に富んでおり山の博物館といってもいい。コニーデ型火山の岩手山、アスピーテ型火山の八幡平、トロイデ型火山の畚(もっこ)山など特色のある高山が連なり、植生分布は学術的にも広がりを見せている。と、ここまで読んでから筆者はいま走っている道路の名前がなんでアスピーテラインなのかということを理解する。お恥ずかしいかぎりである。とにかく標高1,600m近辺の山々が連なっており壮大な景色なのである。遠くから見ると緑のじゅうたんに覆われた山肌に、奇岩やら奇木が立っているような不思議な光景だったが、近づくにつれじゅうたんの正体は竹であり、奇妙な形の木は風で変形したアオモリトドマツやハイマツだということがわかる。

山頂付近の道路沿いは高山植物や針葉樹ばかりで広葉樹は無い。所々にある観光場所にそのつど寄って記念写真などを撮りながら、いよいよ紅葉の待つ樹海の森へ突入。
おーい!紅葉さんはどこですかぁ!  )^o^( 
しかしそこで待っていたのはくすんだような茶色の葉っぱばかり…。あいにくとここいらの紅葉はすでに終わってしまったようである。我々はわざわざ遠くから輝くばかりの紅葉を見るために出かけてきたのだ。こんどここへ来るときは少し時期を早めねばと、少し、いや大きく反省。予定では八幡平を一回りして高速道路で帰るはずだったが、赤く輝く紅葉を見ることができなかったので進路変更。金色に輝く田沢湖の竜子姫に会いに行き、土産を買って一般道にて山形まで帰還することとあいなった。


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