■竜太と青い薔薇・・・講談社青い鳥文庫/松原秀行 作:韮沢 靖 画 |
■ドーム郡ものがたり・・・福音館土曜日文庫/芝田勝茂 作:和田慎二 画 |
■ミュータント・メッセージ・・・角川文庫/マルロ・モーガン 文明大国アメリカから 一人の女性がオーストラリアのアボリジニ達と聖地に向かう旅をする。女性とは著者であるマルロ・モーガン。<真実の人>族の族長<王者の黒鳥>との特別の約束を果たすためにミュータントの世界アメリカからオーストラリアへやってきた。それは産まれる前からの遠い約束…自然の神秘と不思議に触れる話です。便利な自分達の生活が、中身のない無意味な物に感じられてしまう。私たちは物(物質)に恵まれていますが、本当に幸せなんでしょうか?ちょっと考えてしまいます。 この本はお気に入りな本だったのですが、友人に貸したまま返って来なくなった1冊です。辞めちゃった職場の友人だから、多分戻ってこないだろーな。機会があったらまた読んでみたいです。今は『パパラギ』に挑戦中です。(05.6.28) |
■君は僕をスキになる・・・この時期になると読みたくなる本です。 これは映画でして、加藤さん(フルネーム忘れちゃった)、大江千里さん、山田邦子さん、斉藤由貴さんのキャストのクリスマスラブストーリーです。(敬称略)大江千里ファンで、山田邦子、斉藤由貴も好きでしたので私にしては珍しく劇場へ観に行ったっけ。そんでストーリーが良かったので本も買ったの。ときどき思い出しては読み返しています。 モテくていつも失恋ばかりの知佳(山田)と眼鏡のパッとしない地味な苫子(斉藤)が出会い、友達になる。そして会社で時期社長と言われモテモテの享輔(加藤)とその友人純平(大江)。すごいモテモテぶりの中、享輔はステディを決めなくてはならなくなる。そこでモテなくて失恋に免疫があると言われる知佳に白羽の矢を立てた。一方、街で苫子と純平はぶつかって、お互いの眼鏡を取り違えてしまう。純平は苫子に一目惚れ、アタックを開始する。そしてたまたま飲み屋で隣り合った席になった享輔と苫子。享輔が催眠術の話題で「犬になる」と言った途端、苫子は犬に。それが切っ掛けで2人はお互いに引かれ合う。まさか知佳の彼氏だとは知らずに・・・ とまあ、だいたいこんなストーリーかな。今時流行の純愛ってゆーのとも違うし、ドロドロとした三角四角関係って話でもないんだけど、クリスマスの話なんでちょっとほのぼの系だと思います。知らない人の方が多いんだろうなぁ、やっぱり。(04.11.29) |
■魔女の本・・・いろいろな話が入っていたと記憶しております。その中ですごく印象に残っているのが魔女の親子の話。多分時代背景は魔女狩り。 魔女のお祭りの日、沢山の魔女や魔法使いが山に向かって飛んでいる。その時、村の人間がその中に見知った顔を見つけた。「あれは○○じゃないか!」と声を掛けたら、その魔女は空から落ちて来た。魔女は正体がばれ、名前を呼ばれると魔力を無くす。名前を呼ばれた魔女はその村に住む女性だった。彼女は火あぶりにされる。村には彼女の娘がいたが、やはり娘も不思議な力を持っていた。親戚が引き取っていたが、ある日牛の乳搾りを頼んだら、壁にナイフを突き刺した。するとそこから牛の乳が出て来る。「もっと沢山出してごらん」と言うと「これ以上はやれない」と言う。それでも無理にやらせると、突然血が噴き出した。「雌牛が死んでしまった!」と娘はわっと泣き崩れた。牛小屋に行くと、雌牛が1頭死んでいたという。 こっちは別の話。魔女じゃないけど、山の野草などで病気を治していたおじいさんがいて、ある日怪我をした男の治療をする。男の腕は化膿して膿でパンパンに晴れ上がっていた。おじいさんはそれを焼いたナイフで切り、中の膿と血を取り出し、薬で治療をする。数日したら来るようにと言うが、男は来ない。暫くしてやっと来たが、すでに治療できる状態でなく、傷が腐り、身体へと広がっていた。「あの男は数日で死ぬだろう。そうしたら村の者達がやって来て、わしを殺すだろう。その前にお前は逃げろ」一緒に住んでいた男の子におじいさんは言う。男の子に害が及ばない為だ。おじいさんは村人に連れて行かれてしまう。・・・これも魔女狩りの話なんですけどね。多分昔そういった無実の罪で魔女にされて殺された人たちって沢山いるんでしょうね。(04.10.17) |