本を読んだ頃



この間、久しぶりに本を読破しました。
単行本なんかは友人に借りたりして読むことはあるんですが、分厚い本は久しぶりです。
皆様よくご存じの『ハリーポッターと秘密の部屋』、シリーズ2作目です。
姉がこういう流行モノが好きなんですが、あまり読書家ではない。
どれくらいかというと学生の頃、読書感想文の本を私が代わりに読んであらすじを教えていたくらい。
そんな姉ですので、この本も数十ページ読んだだけであとはずっと置きっぱなしでした。
実家に遊びに行った私がちょっと暇を持て余して読み始めたら、3日程で読み終わりました。
うん、久々に本を読んだぞーって感じ。

子供の頃すっごい本が好きで、 今で言うファンタジーの本を読みあさっていました。
学校にあるそういった本はほぼ読みましたねー。
誰もが知っている『はてしない物語』や『モモ』、マイナーなトコロで『ひげよさらば』とか。これはTV人形劇でやっていたっけ。千夜一夜も椋鳩十(『大造じいさんとガン』知ってる?)
、いぬいとみこ(『北極のムーシカミーシカ』はアニメになった)も定番。少年少女文学と言われるものも読んだかな?
その他でよく読んだのは『シートン動物記』と『ファーブル昆虫記』。変わったところで星新一シリーズか。あとはコバルト文庫のファンタジー系。
上記の物はほぼ小学校から高校にかけて読んだ本です。だからもう2度と読めない本も・・・図書館の本って貴重です。
ここまでくれば皆さんお分かりかと思いますが、私は推理やサスペンスものが苦手です。読んだといえば赤川次郎の『三毛猫ホームズ』シリーズくらいです。
今の私の基本は多分ここで出来たものでしょう。本を読んでこれが本当だったらなー、自分が主人公だったらどんなにいいだろうなーとかすっごい自分の世界に入っていたし(笑)
お話好きの空想好き。うーん、かなり変わったコだったと思いますよ。

学校を卒業してから読んだモノ、それはエッセイでした。
自分が歩んでいる人生以外の人生観を味わえるような気がして、少しの間ハマっていたのでした。
また、自分で働いたお金で本を買うという行為はすごく大人になった感じでした。
それまではお小遣いでせいぜい漫画雑誌ぐらいしか買いませんでしたからね。
1,000円以上の単位の本が買えるというのが嬉しかった覚えがあります。
自分が『お小遣い』として割り振っていた分のお金は、食べ物・本・服になりました。
服が一番ランク外ですね。でも最初の頃はマメに買っていて、その当時の服で未だに捨てれない服なんてーのもあります。家を出て一人暮らしをするようになると生活で手いっぱいになってきて、服は二の次、食べることに重視し始めます。
本も次第に買わなくなりましたが、移り住んだ市内に大きな本屋があって、ほぼ入り浸っていたような…。
その頃が懐かしい。良かったなーと思います。年ですかね?

結婚、出産後、本は読まなくなりました。そんな余裕がなかったんです。
本屋でゆっくり立ち読みなんて夢のまた夢。『母親』という肩書きが付いた今、そんなことは出来ません。
本を読めるって結構贅沢な時間だったんだなーと今は思います。
こうやって文章を書いていると、その影響がもろに出てきます。
言葉が出てこないんです。表現が貧弱になったというか、脳みそが足りなくなったというか。

そうでなくても以前から知識は必要だと思っていましたが、つくづく身にしみる。
自分の興味のある本だけでなくて、資料や知識として本を読み勉強する。子供の頃の勉強って何に役に立つか分からないけど、勉強しておくに越したことはないとやっぱり思います。
歴史や地理苦手だったけど、もっと勉強しておけば良かったな。

この頃本屋に行くと、以前はなかなか読むことの出来なかったファンタジーの本が沢山見られるようになりました。偏に『ハリーポッター』様のおかげでしょう。
私が子供の頃読んだ魔女の本って皆知らないんだろうな。まだ図書館の片隅で眠っているのかしらん。でもこの手の本ってとっても人気が出たから、もしかしたら誰か読んでいるかしらなんて・・・考えたりします。
また読むのは不可能でしょうね、きっと。読んでみたいと思うんだけど。あの頃の本。



本の紹介へ(紹介って程のものではありません)



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