広々とした階段とエレベータがうらやましい。広い歩道だからゆったりとした設置が可能となる。歩道計画は将来計画も考えて充分な広さにすべきである。山形駅前を思い出して痛感する。
エレベータの外壁と地下道の階段のフェンスがガラス。空間をじゃましないという考えが徹底している。
こちらは降水量が少ないので階段には屋根がないが、日本では屋根は必須である。
3 カサ・バトリョ(Casa Batllo)

ガウディ設計の有名な建築物。
実物を見て、周りの建物にとけ込んでいるという意外な印象をうける。そもそも改築したものであるし、周囲のことも考えながら設計したからか。
写真5 カサ・バトリョ外観
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写真6 階段と昆虫的なデザインの扉
よく見ると階段のボルトがむきだし。隠したりしないところに意外性を感じた。実際に中に人が住んで使われているところもいい。
新市街地は133.3m×133.3mの区画で、当初、東西に建物を配置し、内は広場になっていた。このため、この建物の裏側も建物の建築線が通っているので驚いた。
写真7 建物の裏側
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4 カサ・リェオ・モレ ラ(Casa Lleo Morera)
リュイス・ドメネク設計の建物。
ガウディの個性的な建築にはかなわない。
写真8 カサ・リェオ・モレラ外観
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5 カサ・ミラ(Casa Mila)
鉄材を使ったバルコニーの手すりのデザインが今の時代でも斬新である。
角地にあり入口が分かりにくい。(スペイン語が読めないだけか?)有名な建物なのに宣伝過多ではない。
写真9 カサ・ミラ外観
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写真10 入ってすぐの中庭
階段を利用し、草花を配置して中庭の空間のアクセントになっている。屋根のデザインがドラゴンをイメージし、楽しい空間を作っている。

写真11 屋上の奇妙な形の煙突
観光客が多く、大人も子供も楽しめる。各戸からの煙突のデザインが面白い。ガウディがの建物を設計するうえで、一番楽しんだ部分であろう。約100年後、こんなに見学者が多いと予想しただろうか。 |