10月23日(月)    (バルセロナ)  P9
耐震設計はどうなっているの?
 塔の上部に5oくらいのクラックがあったが、今後、補修等の管理費が膨大になるだろう。
 製作の前に模型を作って検討する。
 このような建築物は図面だけでは設計不可能である。
 模型づくりは景観での空間検討検討でも必須である。

写真18 模型




写真19 工事現場

工事現場も見学できる。石だけではなく、鉄筋コンクリートも併用して製作している。外には石を型枠代わりに使っている。中の鉄筋の細さに驚く。申し訳程度にしか入っていない。

写真20 工事中の柱と柱のイメージ

 木をイメージした柱。ガウディは奇をてらうわけではなく、自然を取り込んで設計している。
 完成まであと何年かかるか分からないが、10年後、20年後でも機会があればまた来てみたくなる建物だ。ガウディのおかげでバルセロナを訪れる人は年々増加していくことだろう。
 



写真21 教会の前の広場

 ここが視点場。サグラダファミリアのスケールに比べて小さいように思われる。周りに木が多すぎるし池も汚い。でも100年の間、塔を見続けた場所であると思うと感慨深い。


写真22  広場でくつろぐ人達

 ペタンクに興じるおじさん達もいてのどか。


写真23 ベンチ

 置いたらこのように座ってもらわなければベンチではない。
【番外】夕飯は市場の隣のレストランのブイヤベースのようなもの?が今回の研修で一番うまかった。
 フラメンコショーは踊り手が汗をびっしょりかきながら真剣に楽しく踊っているのには眠い目をこすりながらも感動した。ちょうど疲れがピークの時で半分くらいの人がコックリしていた。研修の合間の観光も重要だ。
                (堀 寛、会田秀一)
トップページへ 次のページへ 前のページへ
目次のページへ