10月27日(金)     (セゴビア)  P19
5 水道橋 (Aqueducto Romano)


写真5 ローマ水道橋

 街づくりの中心をなし二千年前に築かれた。地域の景観の中で古代ローマ以来の記憶と受け継がれた土地の記憶を生かしている。

写真6 豊かな空間

6 電柱は当然にない
 歩く街というのは、みんなが、さりげなくいろいろな物を見ていく。だから、見られることを意識してデザインをがんばっている。電柱等じゃまするものがないので、広々とした豊かな空間の中で街の歴史と景観を実感できる。

7 水道橋と駐車場の共存

写真7 駐車場

 無味乾燥になりがちな駐車場を水道橋と同じような作りの壁で視界から遮断している。左が水道橋、右側の壁の裏が駐車場になっている。
 
8 まちなか

写真8 まちなか

 ローマ、中世の遺跡や歴史的建物を博物館としてストックせず、現在の用法に活用すると同時に歴史の重層性が見えるように使っている。また、現地の素材を使っているため施設が風景になじんでいる。

9 ふと立ち止まりたくなる公園

写真9 公園

 ベンチに座り、みんなでオレンジを食べて喉の渇きを癒した。石造りだらけの街の中にひとときホッとする空間である。紅葉、緑、花など色彩感覚も豊かで、その配置計画もすばらしい。

10 マイヨール広場

写真10 マイヨール広場

 いかに気持ちよく過ごせるか、人と人がつきあえるかそういう感覚が生き生きしている。
                   (神藤 泰司)
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