11月1日(水)  (グラナダ、マラガ)  P34
グラナダ・ホテル(8:40)[バス]→ネルハ・昼食→マラガ・ホテル(16:45)[徒歩]→市内視察→自由行動→夕食


「楽しい街並み、楽しくするための装置、景観整備の意義」

1 グラナダ
 アンダルシア地方は地中海と大西洋に面し、かつてイスラム文化が花開き、フラメンコや闘牛の本場として知られる。一面のオリーブ畑と山々の裾野に点在する白い村々、太陽と青空と紺碧の海。リゾートの三大要素の全てを完璧に備え、どこを切り取っても一服の絵になる景観となっている。訪れる者を魅了して離さないところである。
グラナダは世界遺産アルハンブラ宮殿をステータスシンボルとして街を構成し、宮殿内の石畳等のデザインも街の中に施し、一体感と調和のとれた街並みを構築しているところに美しさの原点が見られる。

@ 視点場の整備


写真1 シエラ・ネバダ山脈とアルハンブラ宮殿

写真2 宮殿の視点場の展望台

 
 宮殿を様々な角度から望むことができる視点場は充分楽しめて寛ぎ感の持てるように整備され、景観先進地としての誇りが覗える。また、この場所は夜はライトアップされている。

A 街の景観整備
 この地の特有な景観の原点には歴史的な背景が色濃く残され、現在の歴史的位置付けを明確に景観に留めるよう配慮されている。

ア.歴史上大切な建物等は、現在の生活・社会の変化に対応しながら保存、再利用されている。

写真3 ローマ時代の水道橋


写真4 歩道の石畳


写真5 道路脇の側溝
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