参 加 し て の 感 想  P44
◇スペインには地中海の明るい光による明暗のコントラストによって、とても印象深い景観があった。ローマ以来の各時代の施設が街の中に共存し、歴史の重層性を生かしながら、魅力的な街がつくられていた。多くの民族や異文化の交流を図り、それぞれが理解しあえるように、様々なコミュニケーション施設が街のいたるところに準備され、居心地のよい空間で埋め尽くされていた。これからは、生活の豊かさを実感できるような施設のストックの整備が特に必要と思う。 

(神藤 泰司)
 
◇初の参加で、堀先生はじめ皆さんには大変お世話になり有り難うございました。実際に見て聞いて触れて食べて飲んで、色々と感じましたが、ひとつだけ気になった点が交差点の歩道部の段差です。バルセロナでは後から段差を解消したものばかりで、未だに段差がある箇所さえありました。(もし、その場所に車椅子の方が来た場合を想像すると?)これには非常に驚きました。でも、この点だけ見てバリアフリーが遅れていると判断するのは早計かもしれませんが。 

(阿部 博行)
◇今回初めて景観研修に参加させていただき、強い感動と今後の展望を持て、有意義な研修となりました。スペインを回って宗教性と民族性及び思想性を基に理想とする「人が快適となる」空間を「見せること・見られること」を意識して、意図的に創る、この景観に対する強い意識を感じました。今後、日本的な山形らしい美しい景観(特に水と緑と建物と人の関係)を創造していく必要性を周りにも認識してもらい、研修の成果をだしていきたいと思っております。

(杉本 幹雄)
◇照りつける太陽とそよぐ風、シエスタにうつつを抜かす人々の国。やはり、スペインは侮れない。ネルハのバルコン・デ・エウロパ(地中海に突き出たヨーロッパのバルコニー)。さすがスペイン、降り注ぐ光と地中海の眺めだけじゃない。視点場、景観づくり、見る、見られるのセンスに溢れた空間。一体、何がそう感じさせるのかを、その場所・空間から見つけだし取り出す能力を磨く研修だと感じました。研修中は皆様に何かとお世話になりグラッシャスでした。 

(橋本 浩一)
◇歴史を感じると同時に、現代も感じられる都市。バルセロナに象徴されたガウディとカラトラバ。グラナダのアルハンブラ。雨男は誰などと言っても、やはりコスタデルソルは真っ青な空と海、白い町。アジアとヨーロッパがぶつかったと実感できる国でした





               (三森 和裕)
◇「見て楽しい」、「歩いて楽しい」、「楽しく歩いている人を見てさらに楽しい」これが今回の研修で得た私の景観三原則です。
 たくさん歩き、考え、頭も体も使った本当に有意義で楽しい研修でした。
 堀先生をはじめとして皆さんには本当にお世話になりました。研修で学んだことをこれからの銀山温泉まちづくりに役立てていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

(小関 卓也)
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