こちらの器具と座布団を使います。

市販のものだと、値が張る場合がありますので、そのような場合には手作りしても結構です。上記のような形で、底面は20×8.6cm程度、高さは8cm、底面と高さの角度は90度の四角錐であれば材質は問いません。木材が加工もしやすくおすすめです。底面にゴムを貼るなどすると滑りにくくなりますので、つけると良いです。

　

まずは、座布団をお腹の下あたりに敷くようにして、うつ伏せになります。左右の脚を揃えて、脚の長さを確認します。かかとの位置を見ると、左右の脚のバランスが悪い場合にはズレがありますので、どちらの脚が短くなっているのかを確認します。上の図の場合だと左の脚が短いことが確認できます。

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短いことが確認できた方の脚側の腰の少し下あたりの大転子部分(※下図のC部分です)へ45度に器具を入れていきます。

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次に反対側の脚の腸骨部分(※下図のA部分です)に同じように45度で器具を入れていきます。

器具の配置は上の図のようになるはずです。逆に右脚が短い場合には逆の配置になります。

この状態を維持しているだけで、自分の身体の重みで、股関節周辺と仙骨周りの筋肉のストレッチが可能です。時間の決まりはありませんので、時間のある方は、この状態でじっくりとリラックスしましょう。

　

左の図が左脚が短い場合で、右図が右脚が短い場合の図です。

Aが腸骨 Bが仙骨 C が大転子

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短いことが確認できた方の脚の膝をペアの方は左手で少し持ち上げてください。この時、上げすぎないように注意してください。図では、左脚が短かった場合のやり方を行っています。

脚を浮かせた状態で、今度は右手でつま先を持って、足首を回すようにしてつま先を外側へ向けてください。

その状態のまま、脚を開いていきます。身体の柔軟性によって広げられる範囲が人によって違いますので、ゆっくりと広げていき、すこし辛いと感じる程度まで広げていきます。

辛いところまで広がりましたら、それ以上は無理に広げず、静止します。施術を受けている側に大きく3回深呼吸をしてもらいます。

深呼吸が終わったら、元の位置までゆっくりと脚を戻し、長いほうの脚にも同様のことを行います。

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